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2011年12月17日

八方ヶ岳&カニのハサミ岩(菊鹿)・・・ハイク&バリエーション

【報 告 者】キーボウ
【日   時】2011年12月17日(土)
【参 加 者】マミリン、島地瓶、キーボウ
【時   間】矢谷橋登山口(9:10)-八方ヶ岳(11:00/11:30)-カニのハサミ岩分岐(12:00)-819mポイント(12:20)-カニのハサミ岩(南)(12:30)-林道(14:30)-登山口(15:00)
  
≪ 報  告 ≫
 水辺プラザかもとでマミリンと待ち合わせ、矢谷キャンプ場の上流の矢谷橋登山口まで車を乗り入れる。島地瓶氏もほぼ同時刻に到着。
今日はここから登山のスタートだ。天候はそこそこ、沢沿いの登山道を登るにつれ薄っすらと雪が残っている。気温は結構低そうだ。やがて、稜線に出て、穴川登山口からの登山道と合流。ここから、尾根筋を若干アップダウンしながら八方ヶ岳に向かう。班蛇口登山口からのルートを左に、山ノ神登山口方面からのルートを右に分けるとやがて八方ヶ岳の山頂に到着。

1-八方ヶ岳山頂.jpg

【八方ヶ岳山頂にて】


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2011年08月22日

劔岳 別山尾根ルート

【報告者】りりぃ
【日 時】 2011年8月7日
【参加者】 ゼルプス、りりぃ
【山行名】 劔岳 別山尾根ルート
【行 程】 劔山荘04:00〜一服劔〜前劔5:15〜劔岳頂上6:30〜(折返し)〜劔山荘     8:30

写真1.jpg


 6日当初の予定では劔山荘〜長次郎谷〜八ツ峰Y峰Cフェース〜八ツ峰の頭〜北方稜線経由・劔岳〜別山尾根経由・劔山荘であったが、霧雨の中Cフェースには先行パーティが居たためかなり時間をロス。会長が天気が良くないことや時間も押してしまっていることを考慮し縦走を断念。そのため劔岳の頂上をその日は踏めなかった。致し方ないにせよ、無念の思いが胸をよぎる。

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2011年08月04日

剱岳〜上ノ廊下遡行

【報告者】 島地瓶
【日 時】 2011年 8月4日〜10日
【参加者】 島地瓶、上原(立命館大山岳部OB、ロッジくろよん〜黒部川源流まで同行)、野口(同)
【行 程】 室堂〜剱岳〜黒部ダム〜奥黒部ヒュッテ〜上ノ廊下〜黒部川源流〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜小池新道〜新穂高温泉 
【山行名】 剱岳〜上ノ廊下遡行

8月4日 熊本出発〜京都
 17時に仕事を終え、妻の運転する車で肥後大津駅へ。道路の混雑次第では乗り遅れるかもしれず、全行程で最もハラハラした。到着した時は出発まで4、5分の猶予しかなかった。熊本駅で会長からタープと無線機を受け取り、新幹線で出発。博多で乗り換え、22時14分に京都着。新大阪発の室堂行き夜行バスに乗るのに、新大阪では乗り換え時間が厳しく、バスが大阪から京都に向かっている間に、新幹線で京都に早回りする作戦。結局バスが着いたのは23時を過ぎで、かなり待たされた。


8月5日.jpg

「室堂のみくりが池」



8月5日 晴れのち雨 室堂7:12 剱沢9:30〜10:00 剱岳12:22 剱沢14:08
 バスはシートが固く殆ど寝られなかった。早朝の室堂は素晴らしい快晴。寝不足のため剱沢にテントを張ったら本峰アタックをしないつもりになっていたが、歩いていると頭痛や眼の奥が重たい感覚がすっと消え、快調になってきた。登山者や観光客でごった返す室堂を抜け、雷鳥沢テント場を経て雷鳥坂の上りにかかる。45リットルのザックに6日分の食料、沢装備、テントなどを詰めて20キロ弱になっている。もう少し軽くするつもりだったが、いろいろ入れると結局そのくらいになってしまった。
 剱沢への下りに入って驚いたのは剱沢小屋が見当たらないことだ。テントの受付をするときに聞いてみたら、下に移転したということだった。
 剱岳の本峰は別山乗越にさしかかるころから雲に隠れはじめており、登っても展望は楽しめないとはわかっていたが、本格的に崩れそうな天気でもないため、アタックに向かう。雪渓をトラバースして剣山荘へ、別山尾根ルートは下ってくる登山者が無数にいた。流行りの山ガールの格好の女性がたくさんいたが、ほとんどは服装だけで、ガールと言える年齢ではなかったため羊頭狗肉ではないかと思った。勝手に「山ガール風」と命名し、山頂を目指した。いきなり高山に来たせいか、前剱の登りくらいから息が切れる。何度も立ち止まっては呼吸を整えた。山頂でガスの切れ目から八ツ峰方面を観察したり、源次郎尾根で懸垂下降するパーティーを眺めたりして20分ほど休憩した。
 テントに戻ってしばらくして会長ら4人が到着。小屋に移動していった。その後雨が降り出し、風こそ殆どなかったがそれなりの量が降った。浸水はしなかったが、グラウンドシートの裏に水が流れ、タプタプしている。温度差による結露で装備が濡れそうになっていたので、置き方を変えるなどして意外に大変な一夜だった。

8月5.jpg

「雷鳥坂の登り始め」


8月5日3.jpg

「剱沢テント場」


5日コル付近.jpg

「平蔵のコル付近」


sanntyou.jpg

「劔岳山頂」
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2010年11月13日

【阿蘇】虎ヶ峰・鷲ヶ峰登攀

【報告者】りりぃ、キーボウ、フジミ
【日 程】2010年11月13日(土)
【天 気】曇り
【参加者】キーボウフジミりりぃ
【山行名】虎ヶ峰・鷲ヶ峰登攀
【行 程】仙酔峡駐車場9:40〜関門10:30〜第1キレット11:50〜虎ヶ峰12:00〜第1キレット12:30〜ジャンダルム12:50〜赤壁〜北稜〜鷲ヶ峰15:00〜ノーマルルートU〜仙酔峡駐車場17:30

写真1.jpg


コスモスやススキが秋風に揺れ始めると阿蘇山に行きたくなる。
「阿蘇山」という名の山は実際には存在しないが、県外の人から見れば高岳も中岳も根子岳も全部ひっくるめた阿蘇五岳を「阿蘇山」というらしい。
私は火の国の女。情熱は静かな炎としていつも胸に秘めている。
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2010年08月05日

北アルプス遠征、前穂高岳北尾根

北アルプス遠征、前穂高岳北尾根
【報告者】toku
【日 程】2010年8月5日(木)-9日(月)
【参加者】toku、ユジン、マミリン
【行 程】
●8月5日 移動 植木(自動車)19:00-基山PA20:00-
●8月6日 移動 -平湯8:50-上高地9:37-横尾(12:23-12:57)-本谷橋14:00-涸
沢16:11
●8月7日 前穂高北尾根アタック 4時起床
涸沢 5:00
X・Yコル入口 5:23
X・Yコル 6:28
X峰 7:17
W・Xコル 7:35
W峰 8:40
V・Wコル 9:10
1ピッチ 9:58
2ピッチ 10:33
3,4ピッチ 11:41
V峰 11:53
U・Vコル 11:53
U峰 12:10
T・Uコル 12:26
前穂高岳 12:47
吊尾根最低のコル 14:23
奥穂高岳 15:36
穂高小屋 16:28
パノラマ分岐 17:46
涸沢小屋 18:08
●8月8日 移動 5時起床 涸沢6:40-横尾9:00-上高地12:00-平湯12:50(昼
食・温泉)14:30−
●8月9日 移動 -基山4:00-植木5:00
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8月7日の登攀日のみの報告です。
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今年の夏の遠征は北アルプス穂高連峰、昨年は大キレットを初体験、今年はジャンダ
ルムと思っていたが、遠征参加のメンバーはキーボウ、ゼルプス、ますも、ユジン、
マミリンとクライマーばかり、前者三人は「屏風岩東壁 雲稜ルート」に取りつくと
か、残る三人もどうせならということで、ユジン、マミリン、私の三人は日本三大ク
ラシックルート?の一つである前穂高岳北尾根を登攀することになった。
IMGP0401sルート.jpg

写真 前穂高岳北尾根ルート

 3人とも行ったことが無いのでルートから難易度まで全く分からない、ネットで調
べるといろいろと報告されており大変参考になった。距離は長いがそれほど難易度は
難しくなさそうである。心強いメンバーもいるし、ルートの概要が頭に入った後はそ
れほど不安もなく挑むことができた。
上の写真は登攀後、穂高山荘からの写真である。赤いルートを登る。W・Xコルまで
は普通の登山道で登攀はW峰から始まる。
 前置きが長くなりましたが報告です。

IMGP0178s.jpg

写真 前日の乾杯 期待と不安を胸に

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2009年10月31日

【鷲ヶ峰バリエーション】北稜ルート

【報告者】りりぃ
【日 程】2009年10月31日(土)
【参加者】キーボウ、toku、りりぃ
【行 程】仙酔峡7:30〜ジャンダルム9:50〜北稜取付10:30〜鷲ヶ峰11:40〜高岳天狗の舞台13:00〜仙酔峡14:30
【天 気】快晴

2009_1031_hSe.jpg
写真1 鷲ヶ峰全容

好きなものには昔からとことんのめり込む性質(たち)のようだ。山の魅力に惹きつけられてもう離れられない。のめり込むに連れ、山歩きから岩や沢へとその領域はどんどん広がっていく。ハイクやフリークライミングも大好きだが、やっぱりマルチとかバリエーションが好き。熊本に住み山を趣味としている者としては、ぜひ郷土を代表する阿蘇高岳や根子岳には登っておかねばならない。しかも、バリエーションの楽しみを多少なりとも知ってしまった以上、一生のうち一度でいいから鷲ヶ峰に登ってみたいと思うのは私だけではないだろう。しかし、一人では到底登れるような所ではないし、そんな実力や胆力もないのだが「怖いもの知らず」とはよく言ったものでキーボウさんに願い出る。まだ早いと何度振られたことだろうか…。ようようにしてOKが出た。決行は10月31日。
空も「楽しんでおいで」と、応援してくれているような清々しい天気だ。
仙酔峡でtokuさんと共に緊張した面持ちで装備を身に付け出発準備を整える。
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2009年05月09日

鷲ヶ峰【鷲ヶ峰バリエーション】

【日    時】 2009年05月09日 (土)
【参 加 者】 島地瓶(L)、テツ
【コースタイム】 仙酔峡9:00-第一キレット10:00-鷲ヶ峰11:50-高岳東峰13:00-仙酔峡14:30
【天   気】 晴れ
【鷲ヶ峰】(2009/05/09)


ミヤマキリシマの花でピンク一色となった仙酔峡を通り、関門へ。



いつ来ても荒々しい景観にわくわくする。前回鷲ヶ峰を登ったときは沢筋を詰めて左側のガリーに入っていったが、高まきとトラバースが非常に危険だった。今回は関門に突き当たる手前から左側斜面を登っていく踏み跡を見つけて登った。


快適な踏み跡だが、ガリー2に入ればいつもどおりガレガレ。ジャンダルムの右を巻かずに正面のガレを登るとまもなく第一キレット。ジャンダルムは岩場の登りだがロープを出すほどではなかった。



鷲ヶ峰の正面、赤壁でクライミングの装備をつけて取り付く。10数メートルで岩場が終わり、以前もビレイポイントとして使った岩角にスリングをかけてテツ君を確保。テツ君を引っ張りあげているときに、岩が突然根元から取れ、轟音とともに谷に落ちていった。転落の危険が無いところまでテツ君が来ていたのでよかったが、このあたりの支点のもろさにぞっとした。
そこから上の4ピッチは割りとしっかりしており問題なし。




日陰に入り、快適な登攀となる。1ピッチ目のかぶり気味の部分がV+〜W級程度と思われるが、ホールドがはがれたりする不安を加味すると数字以上のスリルとなる。ピッチの区切りをうまくやれば2ピッチでも抜けられそうだった。鷲ヶ峰ではテツ君もアルパイン的な景色に大満足の様子。しかし暑い。熊本市では今年初の30度越えという。
懸垂下降を経て第二キレットへ。登り返しの岩場は安全を期してロープを出した。続くナイフリッジはびびって側面を巻こうとすると、とたんに岩がもろくなり危険だった。勇気をもって稜線上を進んでいくほうが却って安全なようだ。岩尾根が終わり、天狗の舞台への土の坂に入ってようやく一安心した。帰りは月見小屋を見学後仙酔尾根へ。



相変わらず長くて辛い。下の駐車場は大混雑だが、登山者はあまり多くない。ひとふんばりしてミヤマキリシマの花見客でごった返す仙酔峡に無事下山した。
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2017年08月24日

【阿蘇】虎ヶ峰・鷲ヶ峰登攀

【報告者】りりぃ、キーボウ、フジミ
【日 程】2010年11月13日(土)
【天 気】曇り
【参加者】キーボウフジミりりぃ
【山行名】虎ヶ峰・鷲ヶ峰登攀
【行 程】仙酔峡駐車場9:40〜関門10:30〜第1キレット11:50〜虎ヶ峰12:00〜第1キレット12:30〜ジャンダルム12:50〜赤壁〜北稜〜鷲ヶ峰15:00〜ノーマルルートU〜仙酔峡駐車場17:30

写真1.jpg


コスモスやススキが秋風に揺れ始めると阿蘇山に行きたくなる。
「阿蘇山」という名の山は実際には存在しないが、県外の人から見れば高岳も中岳も根子岳も全部ひっくるめた阿蘇五岳を「阿蘇山」というらしい。
私は火の国の女。情熱は静かな炎としていつも胸の内にある。
ハイクでは流行りの山ガールなどといういでたちで浮かれ楽しんでいるが、いざヘルメットを被る登攀となればまなざしもきりりと真剣そのもの。おしゃべりだってしやしない。というより、おしゃべりをする精神的余裕をあの極端にガレたルートは奪ってしまうのだ。
今回は、去年行った鷲ヶ峰と第1キレットを挟んで反対側にある虎ヶ峰にキーボウさんに同行してくださるよう夏の終わりにお願いしておいた。
フジミさんも直前になって参加表明してくださった。
土曜日のせいか待ち合わせた仙酔峡駐車場には高岳東峰・中岳に登る人ばかりのようで鷲ヶ峰は私たち3人の貸し切りだ。
天気はいまいちの曇天。しかし風が凪いでいるので、暑くも寒くもないまさにクライミングには絶好の日和。
少し遅めの9:40に仙酔峡駐車場を出発。
関門のレリーフ前で小休止。

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【期待と緊張が高まる場所】

前回ガリー2に入るルートを見つけ切れずに先に行きすぎてしまったので左側を注意しながらリードのキーボウさんは行かれたようだが、今回もやっぱり行きすぎてしまった。他の人よりちょっぴり多く楽しめることとなったが、垂直に思える壁を見ればクライミング要素が大と判断し、登山靴の私は安全のため早くもクライミングシューズに履き替える。

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【アプローチの方が怖い…】

ガリー2は以前よりガレ度がアップしているのではないかと思われ、どこに足をおいても石が崩れそうで本当に精神衛生上よろしくない。
ガレ場は私が一番苦手な場所だ。

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【落石警報多発のガレぼろガリー2】

第一キレットでは最初に着いたキーボウさんが虎ヶ峰の壁を見つめ思案顔。登攀ルートを捜していたようだが、周りを良く見てみると少し下から虎ヶ峰方向へ踏み跡がついている。

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虎ヶ峰へは、ロープなしで行けそうなのでザックはデポ。踏み跡をたどる。

 頂上からはいつもと違った角度の根子岳がすぐ間近に見えて新鮮だ。

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【虎ヶ峰の頂上にて根子岳をバックに】

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残念ながら虎ヶ峰の頂上碑は折れてしまっていたが、阪神タイガースの虎のシールが貼ってあったのがユーモラスで緊張がほぐれる。

ジャンダルムへは念のためキーボウさんがロープを出してくれた。
天窓でフジミさんをパチリ♪
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赤壁を登り、いよいよ北稜ルートだ。
ここは、リードのキーボウさんによる報告となる。

赤壁を登るといよいよ北稜への登攀が始まる。壁面はいままでのぼろぼろさに比べ意外としっかりしている(ように感じるだけかも)。
 リードの場合、ホールドが抜けて落ちた場合厄介なことになるので、力をかける前に、引いたり横に押したりしながら慎重にホールドを選ぶ。出だしは垂直に近いのでやはり緊張する。1ピン目を見つければ少し安心。これから先は少し思い切ったムーブも出来る。カンテ(稜)よりも少し右側を右上。しっかりとした並行ピンの支点でビレイ。
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【1ピッチ目と2ピッチ目のビレイ地点】

2ピッチ目は出来るだけ右に行かないようにと思ったが、今回も右にずれてしまった。5mくらい左にトラバース気味に戻って、カンテに出る。ここで、きっちりとした支点が見つからなかったので、古いハーケンでランニングを取ってしまった。マルチの場合は次のルートが読めないというか登って行きながら探さねばならないので、どちらに進むべきかこの時点ではわからない。ここからもっと左上するのが正解だったのでロープの流れが急に悪くなった。この古い支点を飛ばすか、長いスリングをかませるかすべきだった。次のランニングを取ると更にロープが重くなった。限界に近いところまで重くなってやっと新しいぴかぴかの支点を発見。すぐ隣にも少し腐食しかかったピンを見つけた。ここで、2ピッチ目を切る。狭いビレイポイントに三人集まると苦しい。

そこですぐに、3ピッチ目に移る。少し上に正規の2ピッチ目の終了点があるはずだが見つけられなかった。40mくらいで3ピッチ目を抜けてブッシュに入る。ここで、クライミングを終了とした。ルートが屈曲していて声も笛の音も通りにくい。ようやくフジミさんとりりぃを迎えて終了。
その後10mくらいブッシュを登ると鷲ヶ峰の頂上に到着。    【文:キーボウ】

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【長いメインロープでセルフを取る会長】

鷲は、今回も私に大きな満足感と達成感を与えてくれた。でも、前回よりはるかに感激が薄いのはなぜ? 頂を踏むのは2度目だから? それとも腹ペコのせいなの?
すでに15時を少し回っていた。

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【鷲ヶ峰にて】

竜尾根の方から何やらガスってきた。白い悪魔に包まれたら大変。風も出てきて急激に体感気温が下がる。昼食もそこそこに下山を開始。
このガスった中をナイフリッジを越えていくのかと不安だったが、そこはさすがキーボウさん。ちゃんと考えてくれていて、ノーマルルートUを行くという。ここはロープを使わないからノーマルなんだそうだが…(@_@;) それって、登りだけに言えることじゃないのかなぁ…。下降に使うとこの高度感は凄い。ガスのせいで遠くが白くうすぼんやりとしているのが救いなのかも知れないが、ワイルド&デンジャラス。
「今、私は生きているんだ (>д<;)」と強く実感。
峰々に虎とか鷲とか竜とか、獰猛な動物の名前がつけられているのにはやっぱりそれなりの訳があるのね。猫だって可愛いリボンを付けた猫なんかじゃないわ、たぶん山猫ね…(;一_一)。

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ノーマルルートといえども急峻な岩場には真新しいピンが打ってあったので、それを支点とし懸垂下降する。更にガレ場がこれでもか!というくらい続いて喉がカラカラに乾く。
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【アドベンチャー的要素満載のノーマルルートU】

やっとガリー2に戻って来た。今度は関門からガリー2に入るルートを見定めるべく明瞭な踏み跡を忠実に辿る。関門に出ると、あららっ… レリーフから20mくらいしか離れていない所にケルンが積んでありしっかり赤テープが巻かれていた。見落としていたのだ。手品の種明かしと同じでわかってしまえばなんてことないけど。
良かった。これで、もう先に行き過ぎちゃうことはないわね(*^▽^*)

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【ガリー2への入口】

虎ヶ峰&鷲ヶ峰と欲張った割には出発時間が遅かったため、仙酔峡駐車場に17:30着。
夕闇のなか阿蘇の家々の灯りが地上の星のように美しく輝いていた。(文:りりぃ

『フジミの感想』

 今回、はじめて鷲ヶ峰に登ることが出来ましたが、自分にとって記念すべき登山になりました。20代半ばから登山を始め、久重などは数え切れないほど行きました。そのうち夏はひとりで日本アルプスなどにも行くようになり、しかしそう度々遠出や厳しい新しい山行が出来るわけでもなく、刺激も減り何となく飽きてきた頃、3年前にクライミングを始めました。ジムから始め外岩に行きだし、あそ望に入り、シングルピッチのフリークライミングに夢中になりました。そしてマルチを3度経験し、今回、ついにバリエーションである鷲ヶ峰に行きました。
 
過去、幾多のクライマーの命を奪ったという鷲ヶ峰、これまで仙酔尾根を登りながら左手に見つつ、いつか登る日が来るのだろうかと憧れと畏怖を持ち続けていた頂でした。
 
鷲ヶ峰の取り付き通称「赤壁」から間近に見る鷲ヶ峰の三角錐は、思っていた以上に大きく感動的に迫ってきました。トップの会長に確保されながらクライミングに入ったとき、注意されていたのに不用意にホールドに力をかけたら、石がポロッと抜けバランスを崩しかけました。普段の登り込まれたスポーツクライミングのルートとの違いを強烈に感じさせられた一瞬でした。
頂上に立ったとき、りりぃさんは2度目で感激が薄かった・・・と書いていらっしゃいますが、(それはりりぃさんが経験を積まれ、初・中級者の域を脱し次のステージに上がられたからではないでしょうか?)初登頂の自分は大感激でした。地元熊本に、これほど登り甲斐のある山があるなんて、またまたモチベーションが高まりました。

鷲ヶ峰北稜ルートは、クライミングのときの「落ちそう・・・」という怖さでは1週間前に行った鉾岳ほどではなかったのですが、岩のもろさや落石に対する注意、また、アプローチも帰りもルートすらはっきりしないというワイルドさでは別次元の緊張感がありました。

山に登るという行為には、やはりグレードがあり自然度が高いほど、冒険的、挑戦的、命がけ的要素が大きいほど得るものは多く、満足度も高いのだと改めて感じさせられました。
行く前は怖かったし、迷いもあったけど、行って本当によかったです。連れて行ってくださった会長さん、りりぃさん、ありがとうございました。急にガスが湧き寒くなった山頂でいただいたしょうが湯はとってもおいしかったです。
posted by asobow at 08:21| バリエーション