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2011年08月22日

劔岳 別山尾根ルート

【報告者】りりぃ
【日 時】 2011年8月7日
【参加者】 ゼルプス、りりぃ
【山行名】 劔岳 別山尾根ルート
【行 程】 劔山荘04:00〜一服劔〜前劔5:15〜劔岳頂上6:30〜(折返し)〜劔山荘     8:30

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 6日当初の予定では劔山荘〜長次郎谷〜八ツ峰Y峰Cフェース〜八ツ峰の頭〜北方稜線経由・劔岳〜別山尾根経由・劔山荘であったが、霧雨の中Cフェースには先行パーティが居たためかなり時間をロス。会長が天気が良くないことや時間も押してしまっていることを考慮し縦走を断念。そのため劔岳の頂上をその日は踏めなかった。致し方ないにせよ、無念の思いが胸をよぎる。

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劔山荘に戻り、前庭で素晴らしい景色を眺めながらおでんを肴に日本酒をチビリ。
夕食までのひと時を楽しむ。傍らのゼルプスさんが明日は少し早出をして3003mの雄山まで足を延ばしてみようと誘ってくださった。優しい方だ。
ほろ酔いになった頃会長が帰還。会長に劔岳に行きたかった思いを吐露。会長から「明日早朝に出発すれば空身で劔岳に行って来れるよ。みんな行くから迷いようがない。」と目からうろこの言葉をいただいた。ゼルプスさんにその旨告げると同行してくださるという。とても嬉しい(*^_^*)
 3時に起床して4時頃劔山荘を出発。ヘッドランプが蛇行しながら前にも後ろにも続いている。確かにこれだけ人が居れば夜明け前の暗闇でも迷うことはあるまい。
登り始めは結構きついが、人が列をなしているので一服劔まではゆっくりと登ることができた。彼方に鹿島槍が浮かんでみえる。一服劔ではまだうす暗く写真も撮れない。ここは前劔が一望できるビューポイントであるらしいが、楽しみは帰り途にとっておこう。
武蔵のコルをやり過ごした辺りからガレ場が続く。ガイドらしい方が落石させない歩き方をアドバイスしていた。

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4:45そろそろ日の出の時刻なのか。山並みに朝日が差し込んできたようで雲が茜色に輝いている。穏やかな美しい風景。ここまで4か所の鎖場を過ぎ、前劔に到着。
前劔でゼルプスさんと記念写真を撮り合い小休止。目の前にはゴツゴツした劔岳がものすごい迫力で迫っている。

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平蔵の頭の7番目鎖場は登りはボルトが突き出て、下りはスラブ上で非常に滑りやすい岩壁。みんな滑り台を降りるような体勢で手はしっかり鎖を掴んでいる。前方に何人かの人が岩壁に取り付いているのが遠目に見える。あれが『カニのたてばい』のようだ。

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実際自分で登ってみたらこんなところを鎖はあるにしろ確保もなしに行くのはまるっきりクレイジーのような気がした。そんなに難しくはないけど、足を滑らせたらと考えると怖い。でも現実には、多分クライミングなんて一度もしたこともないような方々が登っているのだろうから驚きである。劔岳に錫杖を残した修行僧は一体どのようにして登ったのだろうか?などと古の人々の苦労に思いをはせながら登り詰める。稜線に出ると早月尾根に雲がかかり出していた。
6:30念願の劔岳登頂。頂上の祠の前で記念撮影。来年の年賀状はこれでキマリだね(〃▽〃)♪

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ゼルプスさんと登頂記念のコーヒーを飲み、一息入れる。辺り一面ガスってしまって展望がなかったのが少し残念であった。
帰りはいきなり『カニのよこばい』だ。一歩目の足場が確認しづらい。終わると今度はすぐにハシゴが待ち構えていた。しかし、ステンレス製のハシゴはしっかりしておりはるかに槍ヶ岳のハシゴの方がドキドキした。

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ハァハァいいながらもなんとか劔山荘まで下りてきた。会長が待ちくたびれた様子ながらもカメラ片手に手を振ってにこやかに出迎えてくれた。お待たせいたしました。

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今回の遠征はめちゃくちゃ楽しみにしていた劔岳だけに登頂することができて本当に良かった♪
同行してくださったゼルプスさんありがとうございました。
posted by asobow at 23:28| バリエーション