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2014年10月04日

北尾根バリエーションから奥穂高岳

【報告者】りりぃ
【日 時】 2014年10月4日(土) (全日程10月2日(木)〜 6日(月))
【参加者】 りりぃ、キーボウ
【日 程】 2日 熊本空港16:55〜羽田空港18:35〜新宿(さわやか信州号)22:30
3日 上高地5:30〜涸沢15:00 テント泊
4日 5:00〜5・6のコル7:00〜前穂高岳10:20〜紀美子平11:20〜奥穂高岳
12:40〜ザイテングラード〜涸沢小屋15:30
5日 涸沢8:00〜上高地13:00 〜高山16:30
    6日 高山14:00〜小牧空港18:15〜熊本空港19:35
≪ 報 告 ≫

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             【前穂高岳から北尾根 遠くに槍ヶ岳を望む】
 
日本一美しいという涸沢の紅葉。この目で見ずしてなんとしよう。しかし、紅葉時期は混雑も日本一。山小屋は布団一枚に三人との情報が。知らない人とそんなぎゅうぎゅうで寝るなんて考えただけでぞっとしちゃう。ゆえにテント泊。そのため、峯夢閉店セールを利用して冬用シュラフなどなどを大人買い。日程も、当初は体育の日の連休を使って行こうとしていたのだが、島地瓶さんからそれでは遅いとご指摘いただいたので一週間早める。移動を考えて土日を挟む木曜〜月曜までの計画とした。現役世代にはなかなか平日休みは厳しく、私とオールサンデークラブ会員のキーボウさんだけ。少し寂しい気もするが、クラシカルバリエーションルートを行けるのは、とても嬉しい。
 2日(木) 熊本空港から午後の便で羽田へ。羽田から新宿まではリムジンバスで移動。電車よりも料金は倍かかるが、重いザックを背負って東京の夕方ラッシュ時の電車に乗るのは避けたい。何より月曜日の朝から私の左肩はひどい肩関節周囲炎となり、左手をピクリとも動かせないほどの激痛にみまわれてしまっていたのだから。それでも仕事を休むことはできなかったため、職場近くの内科で痛み止めの注射を2本打ってもらった。水曜日に再度注射してもらい、毎日電気治療などにも通った。お医者さんも看護師さんもやめた方が良い。と忠告してくださったが、それはそれで難しいんだ(-_-;) キーボウさんの助けを借りなければザックも背負えないような有様だけど、薬もおなかいっぱいなるくらい飲まなきゃだけど、スーパー台風19号も来ているけど、全部わかっているけど、それでもやっぱりこの紅葉を見に行きたいのだよ。   

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                   【ネットから拝借】

 3日(金) 5:30上高地に到着。肌寒い。気温はたぶん一桁。軽めの朝食をあわただしく摂って歩きはじめる。霧雨のような雨が降ったり止んだりするような天気。横尾で暖かいラーメンを食べる。私の好きなシナチクの入った醤油ラーメン。関東人の私には懐かしい味。横尾から1.3q地点で屏風岩への渡渉点にさしかかる。小さなケルンが目印に積んであった。写真は撮ったものの「いつか登る日」は来るのかな。パノラマ新道を行く予定であったが天気・体調を考慮して断念。しかし、本村橋を過ぎてからが、もう本当に嫌になるくらい涸沢までが長かった。前回、槍ヶ岳に登るために涸沢へ行った時は初めての北アルプス、期待に胸膨らみ足取りも軽かった。体調も良かった。天気も良かった。なにより4歳も若かった(;´Д`)=3
そんなこんなでやっと涸沢テント場に到着し、テント設営。スーパー台風接近のため、思ったよりは人が少ないようだが、それでも周囲の紅葉に負けないくらいカラフルなテントの花が咲いていた。
 4日(土) 3:30起床。満天の星が輝いていた。まだ肩の痛みは強いが、セレコックスを飲むとかなり痛みが緩和される。今日は荷物も軽いので大丈夫だろう。5:00歩きはじめる。北尾根の鋸歯状のスカイラインがシルエットとなっている。まずは雪渓めざして行く。途中よりくねくねガレてる蛇腹道を登りきって7:00に5・6のコル到着。途中、美しいモルゲンロートも見ることができて、ナイスデイになる予感は確信へと変わる♪

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さぁ、いよいよここから尾根登り。

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右手下方にはカラフルな涸沢が一望できる。左手には神秘的な奥又白池が見えた。五峰から四峰は岩稜登り。なんか根子岳みたい。稜線に出ると風が強く寒さを感じる。どこでも登れる感じであったので、特に気にすることもなく先へ進む。紅葉時期だし、人もいっぱいだから、北尾根登る人も必ずいると確信していたけど、まったく人影見えず。貸し切り状態。なんて贅沢なんでしょう。
前の週は、3時間待ちだったとか。ラッキー♪

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            【前穂から槍ヶ岳まで続く稜線。美しくて感動♪】

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四峰。
大きな切り立ったような岩、しかしホールドもしっかりあり登れるようなので、マルチ用シューズに履き替えてリードさせてもらった。キーボウさんは登山靴のまま登ってきた。流石である。
ロープをつけたまま進む。すぐW峰の頂上に到着。

 三峰。ここが核心箇所!!と思われるクラックの右手の岩の割れ目に錆びたハーケンが連打されていた。キーボウさんが見えないところにいたので、リードを続けるのは心細かったけど行くしかなかった。でも、ちょっと怖かった…^_^;   

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                【この写真はもっと上部箇所】
そこから先、ルートはよくわからない。どこでも登れるような感じであったし、いたるところにハーケンが打ってあった。右から岩稜を登っていくとU峰の懸垂下降地点に出る。捨て縄がいっぱいついている。大丈夫そうなものを何本か吟味し、15mほど懸垂下降する。目の前は前穂高山頂だ。

10:20前穂高岳到着。

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 奥穂へは時間短縮のため吊尾根を行こう。と主張したのだが、キーボウさんに地道に紀美子平まで下りて奥穂に行くと拒否された。急がばまわれということだね。でもね、下った分登らなきゃいけないから、とてもとても疲れたのだよ(;´Д`)=3  12:40奥穂高岳。行動食をとり、少し休憩をしただけで写真を撮ることもなくそのままザイテングラード経由で涸沢に下る。
15:30涸沢小屋で巻きが少なめだったソフトクリームを食べる。
じっとしていると急激に体が冷えてきた。そんなときの熱々のモツ煮込みと熱燗は最高の御馳走だった。
5日(日) 8:00涸沢を後にする。台風の影響で歩きだしてすぐ雨が降り始める。キーボウさんはザックカバーをしていなかったので、ロープが雨にぬれて重そうであった。予定では小梨平でキャンプ予定であったが、雨風共に強くなってきていたので予定を変更して高山まで行くことにする。かなり疲れていたせいもあり、この夜は久々にぐっすり眠ることができた。

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6日(月) 午前中は高山観光。情緒や風情があって素敵だった。台風の影響で欠航が心配された飛行機も午後の便は正常運航であった。ひとえに日頃の行いの賜物ね♪

今回は、さまざまな不安要素満載の山行でした。本当にキーボウさんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。
posted by asobow at 11:12| 縦走